視力低下の予防は
視力低下の予防は
色々な目の病気で視力は落ちますが、ここでは近視による視力低下の予防に限って述べたいと思います。
点眼薬による近視の進行予防で、ある程度効果のあるものは報告されていますが、長期にわたって点眼し続けないといけないことや、まぶしさやピントが合わせにくくなるような副作用があります。
近視進行抑制眼鏡というのもあるんですが、一人ひとりにカスタムメイドする必要があり、度が進めば作り替えなければなりません。レンズ代はかなり高くつくことになりそうです。
そしてどちらも近視進行抑制効果はそんなに高くありません。どうしたらいいのでしょう。日本人でも本を読むぐらいしか近くを見ない時代がありました。
その頃はメガネをかける人はかなり少なく、小学生でメガネをかける人も殆どいませんでした。今は低学年でもかけている子がいますし、中三にもなるとクラスの半数ほどが近視による視力低下を認めています。親のどちらかに近視の人がいた場合、子が近視になる確率は高くなります。でも近業(スマホ、ポータブルゲーム、パソコン、タブレットなどを見ること)を減らすことはできると思います。近視の進行は都市部で速く、勉強などの近業時間が長いほど速く、スポーツ等の屋外活動により抑制されます。勉強も明るい所で本との距離を開けてやってくださいね。